のり、前回の続きの鳥さんのご飯について教えて!
うん!じゃあ早速、鳥さんにとって危険になりうる種子食についてお話しするよ。
前回の記事見ていない人はここから見てね!
あなたの鳥は大丈夫? 食餌から見直す健康①
種子食から何に切り替える?
偏った種子食を続けると、 栄養失調や感染症にかかりやすくなる傾向があり、鳥の寿命をかなり短くしていると言われています。
では種子食ではなく、どんな食べ物に移行していかなければならないのでしょうか?
近年はペレットが鳥にとって健康な食餌であるという考えがアメリカでは主流になってきているようです。
ペレットは穀物や種子、野菜や果物やタンパク質のブレンド食です。
各製造メーカーはこれらをミックスして焼いたり砕いたり形作って、最終的に鳥の種類に合わせた適切なサイズに加工します。
ペレットは様々な栄養が混ぜ合わされたものなので、鳥は好きなものだけをついばむことができません。
これによって、バランスよく食餌することができるのです。
またペレットは値段も高くなく、涼しく乾燥したところで状態よく保管できるので飼い主にとっても好都合なのです!
ペレットの他に野菜、果物、そしてパンやパスタを与えたりするのもいいとされています。
ネット上にはペレットが鳥に良くないという記事もありますが、確実に種子のみの食事は鳥の健康を損ないます。
今は多くのメーカーからペレットが作られていますが、どのペレットがより良いのか、鳥の診察を得意とする獣医さんに相談して決めていくことをおすすめします。
食事の切り替え
切り替えのコツとしては、
・食欲の強い午前中に与える
・他の鳥がペレットを食べているところを見せる
・初めはペレットに種子を混ぜる
・飼い主が見本をみせる
・果汁の絞り汁をかける
・とにかく飼い主の我慢強さと熱心さ
です。
この中にある、飼い主が見本をみせる、について説明していきます。
まず少し広めの虫かごケージを用意します。
そこに、白いタオルをしいてあげて、鳥さんをいれてあげてください。
そこにペレットを散りばめます。
飼い主さんが親指と人差し指、中指で散りばめたペレットをツンツン突っつくふりをして見せます。
鳥は仲間が食べているものを安心して自分も食べてみるという習性があるため、この方法が効果的とされています。
注意として、食事の切り替え前に健康診断は必須です。
切り替えの途中では、体重のモニタリングは特に必要なため、毎日同じ時間に体重を量るようにしましょう。
まとめ
今回は種子食からの切り替えについてお話ししました。
食事の切り替えには時間のかかる子もいますが、99.99%の鳥は栄養バランスのよくとれた食事に切り替えられます。
大事なのは飼い主さんの熱心な想いです。
愛する鳥さんと健康で、もっと多くの時間を過ごすために、もう一度食事を見直してみませんか?
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