みなさんこんにちは!
こんにちは!のりは動物病院でアルバイトしてるでしょ?最近はどんな動物が多く来てるでありますか?
犬猫はもちろん多いけど最近は鳥さんも多いかな。学校でも、これからは鳥のペットブームが来るとも教わったよ!
へえ!鳥について少し教えて欲しいであります!
いいよ!それじゃあ今日のテーマは飼育の基本、鳥の食餌についてにしよう!
病院に来られる鳥さんによくみられる栄養失調や肥満。
皮膚炎や脂肪肝、脂肪腫、上気呼吸器疾患や無気力症状をはじめ、食習慣で実はたくさんの健康障害が出てきてしまいます。
今回はまず、鳥さんのだいすきな種子に焦点を当ててお話ししましょう。
栄養管理はなぜ必要か
ペットとして買われている鳥さんのほとんどは栄養が不十分な食生活をしています。
鳥は脂質の多い種子を好むため、ご飯の代わりに種子のみを与える飼い主さんも多いようです。
しかし、実は種子食だけでは栄養不足であるとご存知でしたか?
栄養不足に陥ると、健康障害はもちろんのこと、感染症を引き起こしたり、さらには寿命を縮めてしまうことも…
愛する鳥さんのために鳥の食生活をいっしょに変えていきませんか?
種子について
脂質の多いものを好む鳥にとって脂肪過剰、高カロリー低カルシウムの種子はとても魅力的です。
人間の食事に例えると、種子はハンバーガーのようなもの。そんな種子のみを与え続ける…考えただけでも恐ろしいですよね。
好きなもの=体にいいもの ではないのです。
種子は重要なビタミンやミネラル、アミノ酸が欠けているため、特に若齢の鳥には健康上のリスクにななります。
種子食の栄養障害による症状
主に皮膚炎、脂肪肝、脂肪腫が多くみられます。
肝機能障害によるくちばしの過長や換羽の遅延、上気呼吸器疾患や結膜炎も見られます。
種子食メインの鳥さんが来ると病院では主に、後鼻腔がベタベタしていないか、肝臓が黄色くお腹に飛び出していないかを見ています。
まとめ
今回は種子食だけでは健康上のリスクが大きいことを学びました。
鳥さんの好物は必ずしも体にいいわけではないのです。
飼い主さんが鳥さんの健康を考えて栄養成分をよくかんがえたご飯を与える必要があります。
次回は種子食をどう改善していくべきなのかをお話ししたいと思います。
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