獣医学生が教える、レオパの脱皮不全はこう防げ!

琥珀爬虫類

こんにちは!獣医学生ののりです。

今日は私の大好きなレオパ の脱皮についてお話ししたいと思います。

琥珀

 

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 レオパが脱皮をする理由

私たちがお風呂に入った時、皮膚を擦ってみると垢がでることがありますね。

レオパの脱皮は、その垢にあたるものを一気に脱いでしまうことなんです!

 

のり
のり

人間は頻繁に垢を落とすけど、レオパは定期的に一気に脱皮をするんだね!

ミスター琥珀
ミスター琥珀

我輩のからだが綺麗なのは、脱皮のおかげであります!

 

 脱皮のタイミング

レオパ の脱皮のタイミングは身体の色が徐々に白くなっていくことがサインです。ヘビとは違って、目は白くなりません。

 

ミスター琥珀
ミスター琥珀

我輩たちは、脱皮した皮をよく食べるであります!

のり
のり

それには2つの理由があるよ!

 

 

 レオパは、脱皮した皮を食べる!?

レオパ は脱皮の際、自らの皮を食べる子が多いですよね。

この理由は2つ考えられています。

 

1つはタンパク質である皮を栄養とするためです。栄養の効率を上げる工夫なのですね。

 

もう1つは、自分の痕跡を残さないためです。自分がどこにいたのか、外敵に知られぬようにする工夫なのだそう。…賢い。

 

 脱皮不全に気をつけよう!

子どものレオパは新陳代謝がよいため、約2週間に1度のペースで脱皮を行います。

大人になっていくにつれ、そのペースは落ちていき、体調にもよりますが2歳3ヶ月の私のレオパ は、約3週間に1度脱皮をします。

レオパは個体によって脱皮のうまい下手が分かれてしまいます。
私の子も、1歳になるくらいまではよく、脱皮不全(4日経っても自力で脱皮を完了しないこと)を繰り返していました。

 

脱皮不全は壊死を起こしてしまったり、二次的に感染症を引き起こす恐れがあり、注意が必要です。

脱皮不全のリスクを軽減するのにとにかく大事なことは以下の3つ。
・湿度を保つ(40-60%)
・温度を保つ(26-32℃)
・ストレスを出来るだけかけない

 

1,湿度に気をつけよう!

湿度は特に冬に気をつけましょう。

霧吹きやウェットシェルターの常備は欠かせません。

温度計だけでなく湿度計も常にゲージに入れてあげましょう。

 

2,温度に気をつけよう!

温度管理も脱皮には大事!

爬虫類は変温動物なので、脱皮が始まるときに、その子が活動しやすい温度にしなければ皮を脱ごうとしません。

 

3,ストレスを与えないようにしよう!

ストレスから守ることも大事。

脱皮の際はゲージ内の模様替えや過度なスキンシップは控えてそっとしてあげましょう(脱皮期間でなくてもレオパ は基本触らずに見てかわいがる動物です)。

そして私は夜は布をゲージにかぶせて、部屋の光が夜間に差し込まないようにしています。

それでも脱皮不全を起こしてしまう際には、ぬるま湯で皮をふやかしてあげながら綿棒で優しくこすって取ってあげて下さい。

 

 まとめ

レオパ を飼う上でよく起こる脱皮不全。

脱皮によってレオパの身体が傷つかないように、脱皮期間には特に身体の観察と環境作りを徹底しましょう。

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